Accordion

同じ画面内に表示するにはあまりにも情報量が多いため、タイトルや要約文以外を隠し、ユーザーのクリックやタッチで表示します。
以下のようなUIです。

恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。自分は東北の田舎に生れましたので、汽車をはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。自分は停車場のブリッジを、上って、降りて、そうしてそれが線路をまたぎ越えるために造られたものだという事には全然気づかず、ただそれは停車場の構内を外国の遊戯場みたいに、複雑に楽しく、ハイカラにするためにのみ、設備せられてあるものだとばかり思っていました。

しかも、かなり永い間そう思っていたのです。ブリッジの上ったり降りたりは、自分にはむしろ、ずいぶん垢抜けのした遊戯で、それは鉄道のサーヴィスの中でも、最も気のきいたサーヴィスの一つだと思っていたのですが、のちにそれはただ旅客が線路をまたぎ越えるための頗る実利的な階段に過ぎないのを発見して、にわかに興が覚めました。

領域が分かりづらい対策

どこまでが詳細文なのかわからないことがあるので、背景色などで領域を知らせるとよいでしょう。

恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。自分は東北の田舎に生れましたので

ボーダー付き

場合によっては明確に領域をボーダーで区切ることもあるかもしれません。ここはカードUIと同じ色のほうが全体のトーンが揃うでしょう。

恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。自分は東北の田舎に生れましたので

ただし、このUIの連続は極力避けたいと私たちは考えます。

例えば、アコーディオンばかりが並び、表示・非表示をユーザーに強要するのは非常にストレスを感じます。特にモバイルのような小さな領域であれば、急に画面が強制スクロールされたような感覚に陥って、今、何についてどこまで表示されているのか理解に困難をきたすことがあります。
そういう状態はすでに設計自体が失敗している可能性があります。

アコーディオンUIがストレスと感じたら

前述のとおり、これをスマートフォンで操作したらストレスを感じた人もいるでしょう。
このアコーディオンが何十個も縦に並んでいる場合、開いたり閉じたりする行為を強制するため、わざわざ1画面で表示せず、詳細画面に遷移させるほうがシンプルかもしれません。

どうしても同じ画面で似たようなことをやりたい場合、 モーダルのほうが操作性を損なわないかもしれません。

まずは操作性の良し悪しで判断するといいでしょう。