1色だけでいいの?

「モノクロから考える」で考えた通りプライマリカラーを一つ決めるとは言っても、本当にそれで成り立つんでしょうか?
ちょっと医療系のアプリを下図のように考えてみました。

医療系のアプリカラー
医療系のアプリ、有彩色は緑色のみを使用

看護師や介護士の一覧や会話、そして要介護者の一日の付き添い予定という3画面を提示します。
一見、コントラスト比も高く文字の可読性も問題なく見えますが、重要なアクションも同系色に埋もれているように感じる人もいるかもしれません。 ここでいう重要なアクションとは「介護を依頼する」ボタン、「いいね(ハート)」ボタン、身体情報ボタンなどがあります。

アクセントによる解決

医療系のアプリカラー
アクセントカラーを追加した

ボタンが明るすぎると薄く見えて、アクションを促す場合はコントラストを高めに持っていくことで解決することがあります。
外出中に突然トラブルが発生したときにすぐに気づきやすい配慮をすると、このようなアクセントカラーを一つ追加するのもいいでしょう。

バリエーション

医療系のアプリカラー
ここで使用したカラーバリエーション

この赤はちょっとだけピンクがかった赤にしてみました。医療関連のアプリに使う赤は血をイメージする人もいたのであまり好まれないことがありました。そのため、注意を惹きつつも少し明るい配色にしました。