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一般財団法人 キャンパスOJT型産学連携教育推進財団

筑波大学情報学群 組み込み技術キャンパスOJT

「筑波大学情報学群 組み込み技術キャンパスOJT」(COJT)とは筑波大学内にあり、筑波大学の学生のみならず、全国各地の編入生も多く参加を希望するハードウェアコースとソフトウェアコースがあるオン・ザ・ジョブ・トレーニングです。

筑波大学情報学群 組み込み技術キャンパスOJT

平成27年には参加学生が自由に使える3Dプリンターやレーザー加工機などが導入された工作室でもあり多目的実習室「openfab創房」が新設されました。たまにこの部屋で講義を行うこともあり、学生がつくりたいものに対し、プロトタイピングできる貴重な施設です。 弊社代表の秋葉はソフトウェアコースの春学期における講義を7年にわたり行なっており、主にデザイン、プログラミング、3DCGモデリングといった技術的指導から、価値の創出といった現代ならではの課題を伝えるため、現場で経験したことを含め、学生への指導に努めてきました。

デザインの背景と課題

ライブラリや開発環境が便利になってきて近年、ただアプリを開発しました、というだけではモノによってはあまり魅力を感じにくくなってきています。希望する就職先もプログラミング能力だけでなく、問題解決能力を評価する企業も現れてきました。

モノをつくっても売れない時代に、それでも若い学生さんがつくり出すものを見てもらうための活動をどうデザインするかが課題となります。

解決策

毎年、ソフトウェアコースの参加希望者が多く面談を行なっていますが、合格する基準は技術力だけでなく、デザインやアートへの関心を持った学生も最近では合格とすることが増えてきています。

学校の授業そのものが、何をつくるかではなく、何を解決するか?が重要なフェーズになっていることは意外と気づきにくくなっていると感じていた背景があり、講義スタイルを座学ベースから共創スタイルに変更する必要がありました。

講義そのもののデザイン

従来の学校教育のスタイルとは、先生が複数の生徒に対し一方的に伝えるものでしたが、大抵のことはインターネットで調べられる時代なので、座学の時間を限定的にしてほとんどは「世の中のどんな小さな問題でもいい、解決策を提示する」ことのための時間に使うことにします。

具体的には企画を考え、他の生徒に提案してチームを結成し、短期で開発してみることです。 本来、数ヶ月で満足のいくものはなかなかつくれないことが多いのですが、重要なのはそこに至ったコンセプトであり、まずは粗くてもつくるプロセスが大事だと考えました。 チーム開発には様々な考えを持つ人と協業することになり、うまくコミュニケーションがとれなかったりする苦い経験を得ることはとても大切なことです。

プレゼン資料を用意し、思いを伝え、相手を納得させまた賛同する仲間を増やし、必要とあれば企業から資金を募ることも考え出すなど、社会に出てありがちなことをやってもらう授業スタイルへのデザイン活動を行なっています。

毎年、参加希望する学生が増え続け、協賛企業も増え、OB会も設立され、その結果新たな人や企業とのつながりができています。