Works

株式会社 ワーク・ライフバランス様

朝メール.com

朝メール.com

実施 企画・提案・設計
開発期間 平成30年〜現在も継続中
URL https://asacom.net/

朝メール.com(通称:朝コム)は職場のチーム内の助け合いをサポートし、長時間労働や残業の原因を定量的に分析・改善できるという、ワーク・ライフバランス様のノウハウをそのままオンラインで可能にしたサービスです。

例えばある同僚がある業務で困っていたら、何に困って相談したいのか、とか、その時間帯にどの業務で行き詰まっているのかがわかりやすく、その業務ごとでコミュニケーションが取れるようにデザインされているというユニークなツールです。

また、突発業務が発生したときも、明確に予定と実績の差が記録されるので、感覚ではなく数字でその原因を把握し改善することも可能になります。 これは一般的なスケジュールアプリなどでは不可能なことを朝コムで可能にしている点も大きな特徴です。

朝メール.comのチームビュー画面

デザインの背景と課題

以前からお客様は朝コムの前身となるサービスを運営されていましたが、フルリニューアルするにあたり、いくつかの課題をお聞かせいただきました。 その上で私たちなりにその課題をUIデザインに落とし込むまでに、一通りユーザーが体験するストーリーを仮説立てしておく必要がありました。

  • コミュニケーションを重要視すること
  • 親しみやすいこと
  • 他社に真似できない知見を強みとして活かすこと

働き方改革法案が施行されて、多くの企業が働き方改革に向けたツールをリリースする中、大きな課題がありました。
それは長年、働き方改革一筋を貫き通してきたワーク・ライフバランス様の知見を活かし、そのノウハウがこのツールで最大限に活用されることです。
ただ、ここには充分なアドバンテージがあると確信していました。
まさに「働き方改革一筋のプロフェッショナル」で相当な強みです、問題はどうやってその強みを活かせるか?がデザインの課題となります。

解決策

コミュニケーションを重要視すること

単なるスケジューラーではなく、他のチームメンバーとのコラボレーションができるためには、まず問題の把握をより具体的に見える化することで、見えたらすぐにコミュニケーションが取れること、この流れがシームレスに行われる必要があります。 何通りかホワイトボードにストーリーを描き、お客様といっしょにその行動を共有しました。

どんなチームでも急に成長するものではなく、一つ一つの目的をクリアにすることで次の目標を見いだせます。 お客様はこのような成長課程をフェーズ分けをしていました。

朝メール.comでチームがどう成長していくのかを考えたストーリー
立ち上げ当初のミートアップのホワイトボード、朝メール.comによって顧客企業がどのように変化し成長していくのかレベル別のストーリーを立てたもの

例えばほんの一例ですがこのようなフェーズに分けて働き方への課題を分けていきました。

見える化・現状把握フェーズ 個々人がやれることのレベルアップフェーズ
できている 個々で何のスキル不足か把握している
睡眠時間が確保されている
家族との時間が増えた
在宅勤務ができている
課題となっている 否定されそうで発言できない 新人に仕事が回らずリーダーが忙しい

私たちはこれを見てゲームのように主人公や仲間が成長していき、目標を達成してさらに次のフェーズに見える目標を目指すようなストーリーを頭の中に描きながらお客様と話を続けました。

このストーリーの登場人物を朝コムに乗せ替えて、ストーリーを体験するにあたってどういったことが起こるのかを検討すると、最終的なユーザーの触れるUIデザインにも一貫性が見えてきます、つまり良いユーザー体験のための貴重な情報収集を得ることができました。

他社に真似できない知見を強みとして活かすこと

長年お客様が培ってきた業務効率改善のための分析軸を活用することで、他社には真似ができない強みになります。
分析結果画面では「この業務が予定よりオーバーしているな…チーム全体でもっと時間が必要なのか、それとも減らせるのに減らないのか…」など、数字をもとに改善を目指せるようになりました。

朝メール.comで予定と実績の差を分析している画面 朝メール.comで時間のかかった割合を分析している画面

親しみやすいこと

今回リニューアルにあたり、朝から見て気持ちのいい色使いを心がけました。

朝メール.comのチームビュー
予定の一つひとつの色使い、声をかけたくなる「今日の一言」のバルーン表示など親しみやすさを演出

今回ランディングページの制作も行いました、これまでお客様と議論してきた利用者のストーリーをコンテンツにしたり、トップページの「親しみを込めて朝コムと呼んでください」というご提案もさせていただきました。
制品が愛称で呼ばれることでエンドクライアントやユーザーにも呼んでもらいやすいと思ったからです。

現在朝コムは多くのご利用企業様が増え続け、お客様の声をいただきながら今でもなお改善が続いています。

お客様の声

機能をつくることを考えた際、なにかひとつボタンを追加するようなものをイメージしがちです。
ツクロアさんとの協業を経て、ボタンを追加するだけではない、デザインを通したいろいろな選択肢があることに気づかされました。